読書LOG

世界のすべての七月 (文春文庫) 世界のすべての七月 (文春文庫)

Tim O’Brien 村上 春樹



文藝春秋 2009-06-10

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前回のエントリで取り上げたのだけど、文庫化されたよ。



5年も経ってこのタイミングで出すというのは、

やっぱ「1Q84」の効果に乗っかろうとしているとしか思えないけど、

まあ、文庫になるのは嬉しいのでよしとする。

ボロボロになるのと、絶版になるのを見越して2冊買った。

で、また読んでしまった。やっぱ良かった。



同時に、こんなんも文庫化



人生のちょっとした煩い (文春文庫) 人生のちょっとした煩い (文春文庫)

Grace Paley 村上 春樹



文藝春秋 2009-06-10

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誕生日の子どもたち (文春文庫) 誕生日の子どもたち (文春文庫)

Truman Capote 村上 春樹



文藝春秋 2009-06-10

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「人生のちょっとした煩い」は嵌ると、めちゃくちゃおもしろいけど、

癖がある。てか、ペイリーさん亡くなられたんですね。

ご冥福をお祈りします。



「誕生日の子どもたち」言わずと知れたカポーティの名作。

イノセンスですね。

併せて観たい映画↓



カポーティ コレクターズ・エディション [DVD] カポーティ コレクターズ・エディション [DVD]

ジェラルド・クラーク



ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007-03-16

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あと、ちょっと前にチャンドラーの新訳も出てた。



さよなら、愛しい人 さよなら、愛しい人

村上春樹



早川書房 2009-04-15

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これも切ないよい小説だった。

相変わらずマーロウは格好いいし、

前作の「ロング・グッドバイ」より、より世の中に対して斜めな感じが堪らない。

(旧訳の方は呼んでないので知らない)



あと、ジョー・ヒルという人(スティーヴィン・キングの息子だってさ)の



20世紀の幽霊たち (小学館文庫) 20世紀の幽霊たち (小学館文庫)

Joe Hill 白石 朗 安野 玲



小学館 2008-09-05

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を読んだけど、これは篦棒におもしろかったです。

個人的にはアート君の話は泣けるんだけど、人に上手くその感動を伝える事が出来ない。。。



1Q84」は面白かったんだけど、これはどう考えても続編がでる感じ。

全然回収されない複線が幾つもあったし、これに関しては改めてエントリを起す予定。



あと「1Q84」の読後には、



世界は村上春樹をどう読むか (文春文庫) 世界は村上春樹をどう読むか (文春文庫)

柴田 元幸 藤井 省三 四方田 犬彦



文藝春秋 2009-06-10

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がお勧め。パワーズ村上春樹観は、

「へぇ〜」とか「ほぉ〜」



別路線だと



二十歳の原点 [新装版] 二十歳の原点 [新装版]

高野悦子



カンゼン 2009-04-15

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を読んだけど、これは痛ましい。

著者の鋭い感受性が、時代に呼応している感じが。。。

数十年前のベストセラーなんだってね。

1Q84」と併せて読むと、いろいろ思うところが出てくる。



あと、局所的に散々話題になっていた



聖家族 聖家族

古川 日出男



集英社 2008-09

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に随分前から着手しているんだけど、

分厚い上に読みにくい。というか読むのに体力を要するので、

遅々ととして進まない。。。まあ凄んごい小説ではある。



という非常に雑な感じの5月末〜6月の読書の感想

てか仕事で読む技術書の割合が増えているからこんな感じになっちゃうんだよね。。。

まあ、技術書はそれで面白いからいいけどさ。。。なんだか。。。