ミスト
とりあえず、今年のべスト映画(暫定)。
監督はフランク・ダラボン。
原作はスティーヴン・キング。
このコンビの映画と言えば、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」。
どちらも文句なしの傑作だが、この「ミスト」もそれらに引けをとらない出来となった。
でも、この作品は、前2作とはテイストが全く違うので、
見に行く人は感動的なお話を期待しない様に・・・。ジャンルはホラー映画なので、
まず間違いなく暗澹たる気持ちになるから。
(ホラーは、キングの最も得意とするジャンルだから当たり前だけどね)
で、何が凄いかと言うと、プロモーションでも散々やってるけど、
「衝撃のラスト15分」がホントに衝撃的。凄い。
僕みたいに映画産業に散々投資(というか投棄ですね。正確には)している人間から言わせてもらうと、
だいたいこういうコピーは過剰広告で、まあ真に受ける事なんてないけど、この作品のコピーは過小広告。
いや、ホントに。
実はこのラスト、キングの原作にはなかったもの。
監督のダラボンが思いついて、ラストを改変した訳だけど、キングはコレに2つ返事でO.K.したとの事。
キング曰く「先に思いついていたら、自分もそうしていたのに」。
まあ、こういう作品は色々書いても仕方ない部分もあるし、
ネタばれもしたくないので是非映画館に足を運んで下さい。
映画史上最高のバッドエンドが拝めます。
ああああ・・・・、実はもうちょっとテーマに触れたいんだけど、
やっぱ、あんまり結論を誘導したくない作品なので、書きません。
是非映画館へ。是非。