ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

初めてのデートでこれをチョイスしてはいけないよ。君。



主演のサシャ・バロン・コーエンは英国人コメディアン(そしてユダヤ人)で、ボラットは彼の持ちネタの一つ。この人は、他にも色んなキャラを持っているが、どうやら人種差別をネタにするのが好きらしい。この映画は、そんなボラットがおくる、アメリカ横断モキュメンタリー。コレだけの予備知識をもって映画館に行くだけでも結構楽しめると思う。



アメリカからすると差別意識の塊のように映るボラットが、逆に、次々とアメリカのコンサバ層の差別意識を暴いていくのが痛快。保守層の差別のがボラットよりも全然強力なのが、アメリカという国の凄いとこですね。反対に、リベラルな人達とはすぐ仲良くなっちゃうボラット。でも、フェミニストはからかう。笑える。



とは言え、これは女性と見に行かない方がいい。この映画は、嘗てない程下品で、下ネタもオンパレードだから。



しかし、ユダヤ追い祭りって凄いな。いくらニセモノでも、なかなかあそこまでは出来ないよ。相当根性が据わってないとさ。