この世でいちばん大事な「カネ」の話

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) (よりみちパン!セ) この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) (よりみちパン!セ)

西原理恵子



理論社 2008-12-11

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年末に読んだサイバラ本。



カネのことばかり考えて生きるのはつまらんけど、

カネのことを考えない人生ってやっぱどっか地に足がつかない。

カネの話ってあんまりしたくはないけれど、

カネの話がすべてであることって意外と多い。



カネとちゃんと向き合えないと、人はちゃんと大人にはなれない。と思う。

これは社会人になってからの実感。



著者の半生が「カネ」をという切り口で語られている。



印象に残る言葉は幾つもあった。

  • 「働くことが出来る」「働ける場所がある」って言うことが、本当の意味で、人を貧しさから救うんだと思う
  • 「どうしたら夢が叶うか」って考えると、全部あきらめてしまいそうになる。「どうしたらそれで稼げるか」って考えれば、必ず、次の一手が見えてくる
  • 肝心なのは、トップと自分の順位を比べて卑屈になることじゃない。最下位でも出来ることを探すこと
  • どんなときでも、働くこと、働き続けることが「希望」になる。人が人であることを止めないために、人は働く
とてもよい本。よみやすい。