(500)日のサマー

みなさん。あけましておめでとうございます(遅いけど)。

今年も拙ブログをどうぞよろしく。






予告編が英語しかないので、日本語の予告編が見たい方は、こちらの公式サイト



冒頭から、これは愛の物語ではないとナレーションが入るけど、

確かに恋愛映画というよりも、boy meets gril のお話と言われた方がしっくりくるかもしれない。



グリーティングカード制作会社(世の中にはそんな会社があるんですね)に勤める主人のトムが、そこに転職してきたサマーに恋をした500日間がランダムに回想されていく。



時間の流れをバラバラにするという技法は、いろんな映画で使われているけど、僕の記憶している限りだと、大抵はミステリーとかで、観客の頭の中でパズルのピースがちょっとづつハマるように謎が解けてくとか、そういう風に使われている。



この映画では、主人公のトムがサマーに恋をした500日間をランダムにふり返る。という演出として、時間バラバラ技法(今適当に命名)が使われていて、それが可笑しみや、悲しみを上手くみせてくれる。シンプルだけど、効果的。



あと、やっぱり挿入歌にセンスが光る。というか監督の音楽趣味がそのままダイレクトに反映されているんだろう。大体は80年代以降のアーティストのものだが、どれも素敵な曲で、もうそれだけで楽しくなってくる。主人公のトムは、エレベーターで、The Smiths を聞いてると、サマーに「それスミス?私もスミス好きよ」って言われて、トムは恋に落ちるんだけど、これは絶対監督の妄想だ!間違いないぞ!



サントラも買ったけど、凄く良い!絶賛オートリピート中!



500 Days of Summer

500 Days of Summer



そして、サマー。。。もうこういう女の子居ますね。マジに。自由奔放でとっても魅力的という。大抵の男の子はこういう娘に恋をせざるを得ないと思うけどなぁ。皆さんどうですか?とりあえず、『ハプニング』の時より10倍くらいズーイー・デシャネルが可愛い。

(しかもwikipediaによると、このズーイーの由来は、サリンジャーの『フラニーとゾーイー』のゾーイーから取っているんだって。なんて素敵な。。。)



ありきたりなハッピーエンドでは決してないけれど、可笑しくて、みっともなくて、悲しくて。そういう当たり前な光景が、何とも素敵に見える。見終わって、なんとなくスキップでもしたくなるそんな良い映画。新年一発目の映画としては、申し分なかったです。公開している場所は限られてますがオススメの一本。